大津のクラシック音楽愛好家によって1951年に創設された市民オーケストラです

大津管弦楽団について

 戦後まもない1951(昭和26)年12月、とにかく音楽をやりたい!という思いで集まった20人あまりの若い人たちによって、大津管弦楽団は創立されました。軍楽隊の指揮をしておられた方を迎え、翌年3月21日に旧大津高校の木造講堂にて第1回演奏会を開催しました。
 当初の練習場所は旧NHK大津放送局のスタジオでしたが、ご近所からうるさいと苦情が出て断られ、団員が勤める打出中学校を借りることに。ここで不幸なことに火災が起こり、生まれたばかりの大津管弦楽団は練習場を失います(1954年5月)。
 楽器や手書きの楽譜も失った先輩たちは、しかしくじけることなく前に進んでいきます。火災の半年後には50円の入場料を頂いて、はじめての有料演奏会を開くまでになりました(第5回定期演奏会)。会場はできたばかりの滋賀会館。大津の戦後の歩みとともに大管も進んできたのです。

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新築の滋賀会館(左) 1954年12月12日第5回定期演奏会(右)

 やがて当時の大津公民館(戦前に大津公会堂としてつくられ、後に社会教育会館となる建物です)を練習場に定め、大津市民会館のオープニングコンサート(1975年)にも出演しました。我々の練習場だった建物が取り壊しを免れ、旧大津公会堂として余生を送ることになったのは、大管としても嬉しいことです。

 1977年に滋賀県文化奨励賞、1984年には文部大臣より地域文化功労者表彰を受けました。また、1986年11月、滋賀県の友好州省となった中国湖南省長沙市に文化使節として派遣され、初の海外公演を行ったのをはじめ、1991年に同じく友好州省のアメリカ・ミシガン州、2004年にはドイツ・ヴュルツブルグへの演奏旅行を実施しました。

 現在はスカイプラザ浜大津を本拠地として、主に大津市民会館で年2回定期演奏会を開いています。これからも大管は皆様に応援していただける団体を目指して進んでまいります。

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大津管弦楽団の練習風景(昭和30年代)
 (大津市歴史博物館収蔵品・データベース)